窓の外に何か動くものがあるって
思ったら



雪だー。



雪降ってるよ。

すごいよ。



じー・・・

すごい。

ふわふわしてる。



こっちからの眺めもすごい。

空も真っ白だね。



前の雪がまだ融けてないのに

つもっちゃうかな。

僕、

節分の日ね、

豆まいたんだよ。

本当だよ。






鬼は〜そと。

福は〜うち！

そういえば昨日はたくさん雪つもったよね。

僕にとっては

初めての雪。

でもやっぱり怖くて

ベランダからは出られなかった。




でも

ぢょりこが外から雪を丸めて持って来たんだ。

こんなの。





くんくんくん・・・・


にゃにこれ。

変なの。

なんだよ、これ。




ちょい。


ってやったら

ぐしゃ

ってつぶれた。

ええ〜・・・・


冷たいし、なんか柔らかいし、バラバラになったし・・・・

にゃんか怖いっ

と思って僕はコレに近づかないようにしたんだ。

念願のキャットタワーがきた。



なんかいいよ。

これ。

いいかも。



ちょっとリラックスしてみたよ。



だいぶリラックスしてみた。



そしててっぺんへ〜

すげー

ここからの眺めすげー。



すげーぞのビーム！！


でも・・・・

実は・・・





どうやって下りよう・・・・・。

そう。

実はハンモックにも自分で上れなかったのだ。

猫なのに

のぼれない。

猫なのに

おりれない。

・・・・。

最悪なんだ。

ぢょりこ、僕が言ってもないのに

つまんないだろうからって

僕にリードつけて

ベランダに連れてったんだよ〜。

行きたくなんかなかったよう。

すごい怖かったんだから。




もう冗談じゃないよ。

１月26日
初めての新居。

なんだか広い。

でも何にもない。

なんか怖いよ〜〜。



僕はなんとか落ち着こうと

押し入れに隠れた。



少したって

落ち着いた僕はちょっとウロウロした。

でもやっぱり何もなくて

怖かったよ。



カーテンの中に

隠れたりもした。

でも全然落ち着かなかった。



キッチンの上にものぼった。

ぢょりこに怒られたけど

ここ

前より低いみたい。

僕でも軽々上がれたよ。

でもやっぱり僕は落ち着かなかったんだ。

そして28日。

来るべき引っ越し当日。

僕はお風呂場に閉じ込められた。

こんなとこでひとりぼっち。

時々ぢょりこは

覗きにきてくれたけど

でも、でも

寂しかったんだよ〜。

引っ越し作業は結構かかったよ。

すごい音がしてた。

僕はすごい不安だったんだ。

そして最後

変なおっちゃんが来た。

引っ越しの人だった。

知らない人・・・・。

僕はお風呂場に置かれた

キャリーバッグに入ってブルブル震えたよ。

可愛いって言ってくれたけど

僕はそれどころじゃなかった。



そしてやっとお風呂場から解放されると

部屋はこんにゃんなってた。

にゃにコレ〜。

段ボールだらけだった。



ぢょりことじーは片付け始めたけど

僕はもうすでにぐったり。

いいよね。

僕頑張ったもん。